私とは娘さんの生まれる以前のご祖母様からのお付き合いでしたので、小さかったお嬢さんが成長されお嫁さんになられていたことに驚き、私にお任せということもあったのでいつも以上に気合が入りました！

スペースは十分にありましたので問題は舞台のような雰囲気をどう作り上げていくか…

1. 演奏会の時は舞台のように
2. 普段は普通のお部屋として使えるように
3. 和室から洋室への転換
   クロースでは…何かいい内装仕上げ材はないか？
4. 廊下・階段室（北側面）のカビ対策

まず舞台となる場所にスポットライトを付けました。
演奏中にはスポットライトだけ点けるとまた一層雰囲気が出ます。
さらに入り口のドアから舞台となる場所までカーテンレールとワインレッドのカーテンを付け舞台感を出すと共に舞台袖のような役割を持たせてみました。
カーテンですので利用しない際は圧迫感なく束ねることができ普段使いにも対応できます。

また壁の塗装も重視しなければならない点でした。
築年数が立っているため現状と同じ方法で張り替えても気候の変化で遅かれ早かれカビを気にしなければならない可能性がありました。
そこでダイアトーマスを提案。
ダイアトーマスは湿気や臭いを吸収分解してくれるだけではなく、塗り方次第で変化がつけられ他にはない壁を作り上げられます。

完成後、ヴァイオリンを構えた笑顔の娘さんを撮影させて戴きましたが嬉しい瞬間でした。
これからたくさんの演奏会が行われると思うとワクワクします。

同じ素材で塗り壁に（場所によって）変化がつけられるところが新鮮でした、又クロスに比べて高級感があり南仏風の雰囲気がとても気に入っています。
いろいろとアレンジが可能な所も柔軟性があっていいと思います。

楽器を演奏する部屋のリフォームに使っていただきましたが、ピアノも縁楽器も調湿に神経を使わなくてはならないため、一年中その効果があるのはとてもありがたい点です。

古い家のカビ臭が消え、玄関・下駄箱の気になっていた靴の臭いもなどがビックリする程なくなりました。