狭小地の為、使えるスペースを最大限に活かし、開放的かつ使い勝手がいいデザイン工事が重要でした。地盤調査を行なった際、改良しなければいけない結果が出た為、地盤改良から始まりました。（思わぬ結果にご設主様はがっかりでした、しかし地盤をしっかり構築しなければいい家は造れません）

■螺旋階段の使用
3階に上がる階段を螺旋階段にする事で、リビングルームを広々とした空間にする事ができました。リビングの中になじむ優しい色の木を使用した事も重要だったと思います。螺旋階段は、家のシンボル・オブジェとして、設主様にご満足いただき、またご友人からも大変評判が良いようです。（実際に住んでからのお客様の喜びの声を聞ける事が一番嬉しいです。お客様の声が次へのひらめき、原動力になります）

カウンターキッチンや吹き抜けの天井も開放感を増す一つでした。
広い空間を造る為にＪフレーム（耐震開口フレーム）を採用し、できるだけ構造耐震力壁を
なくしました。

■土地の性質を知る
狭小地だからとあきらめているのは、もったいない事です。
人の顔、性格が一人ひとり違うように、その土地その土地で、長所、短所が異なります。
まず土地の性質を調査をして知る事で、その土地にあった建て方を見つけ、より良い建築ができます。土地の性質から調べる事は、歴史を見ていくのと同じ様なもので、とても重要です。

■高さ調節可能な備え付け棚
ちょっとしたスペースも有効活用できます。
高さ調節が簡単にできると、飾り棚としてもお使いいただけます。

■デザインのある壁

両隣にお店がある為、目隠しも含めた壁を造りたい。しかし、圧迫感や防犯面を考えると、レンガなどで造り上げるのには抵抗があった為、木の素材感を充分に使え、圧迫感を感じさせないよう造りました。

防犯上、人がすっぽり見えない背丈の壁は、泥棒が好むようですので、デザイン性も加え、あえてアンバランスな高さに仕上げました。